毎回好評をいただいている「すこやか人生講座」。今回は、5月15日に、産婦人科医で「日本笑い学会」の副会長もされている昇幹夫先生にお越しいただき、元気で長生きをするための秘けつを、ユーモアたっぷりにお話しいただきました。
日本人の3人に1人ががんで亡くなるという現代こそ、「思いきり笑い、心のままに泣き、ストレスを発散して、“体にいい”人と、楽しい思い出をつくることが何より」と話す昇先生。7年前、がん患者と共に自らモンブラン登山を経験した昇先生は、当時84歳のおばあさんをはじめ、参加者のほとんどが今でも元気に生きていること、また「笑い」が、がんをやっつける「NK細胞」を活性化させることなどを例に挙げて、病気やがんは必ずしも人生のマイナスではなく、その人の受け止め方が重要なのだと話します。
併せて、現代のキレる子どもを危惧しながら、食生活にも目を向ける昇先生。「今10代の糖尿病、高血圧が珍しくもなんともない。インスタント食品や缶詰ばかり食べていたら、キレるのも当たり前です。味覚は10歳までとも言います。その土地でとれた旬のもの、昔ながらの伝統食こそが、長生きをする最も大事なことなのです」と。
楽しく笑い、食養生をし、前向きな気持ちでライフスタイルを見直すことの大切さを、終始笑いいっぱいにお話しくださった昇先生。当日は和やかな雰囲気の中、参加者のみなさんも大いに笑い、心が晴れるひとときとなったようです。 |