海辺に住んでいる人は、毎日新鮮な魚が食べられる。そうするといつも動物性たんぱく質を摂っていることになる。だから、勢いがあり少々気性も荒く、自分の命と引き換えに魚を捕りに行く勇気と度量がある。その反面、細かいことには気がまわりにくい。
　山に住んでいる人は、動物性の物は手に入りにくかったので野菜を食べることが多かった。だから、おとなしく、細かいことによくきがまわる。その反面、海の人のように大きいことをドーンとやるということには欠ける。
　どちらが良いとか悪いとかではなく、食べ物によって特性が変わっていくということを知って欲しい。（あくまでも目安です）
　子供たちには野菜をしっかり食べさせて欲しい。特に青い野菜をしっかり食べさせたい。
青い野菜が赤い血液になるには体の全細胞をフル回転させなければならない。赤い肉を食べれば赤い血になりやすいが、それでは全細胞が動かない。だから、ご 馳走を食べた翌朝は何となく体が重たい気がする。そして涙や目やにがでる。それは、食べたものをきれいに消化しきれていないことと脂が入ってくることに よって、クリーンになりにくい、そして、体内にたまった状態になっている。そうならないためには肉の三倍の野菜を食べるのが好ましいが、なかなか野菜はと りにくい。
　けれども、子供たちには野菜をしっかり食べ、いろんな体験・思いをしてもらいたい。
　「あぶない！」とやらせないのはだめ。少しくらいケガをしても失敗しても、させてみる。経験したことにより、（これはあぶない）（これでケガをする） （これ以上なるとキケンだ）と自分で限界を知ることができるのだから・・・。食べることはすべてに影響を与える。だから一つ、二つ、三つ・・・八つ、九 つ、十と「つ」がつかなくなる年齢まで食育を大切にしてほしい。