食べる時によく噛むということは、唾液をよく出し、免疫力をあげてくれます。そして、ホルモンのバランスも整えてくれます。ホルモンがうまく調節できていない時、特に女性は肌に表れます。徹夜したり夜更かしすると、化粧がのりにくいのは、その証拠です。けれども、今の化粧品は、のりにくいことを感じさせないように作られています。これが、鉱物性のものだと、どんどん体の中に入ってきます。「のりが悪いな」とわかるくらいの化粧品がよいと思います。自然派の化粧品だと、ホルモンバランスが悪い時には浮いてくるし、すぐに落ちてしまいます。なるべく、体にキツイものは、卒業して、今使っているものがなくなったら、次に使うものを少しづつ体にやさしい、いいものに替えていきましょう。
　そうしていくと、今度は、その値段に慣れてきます。最初は高いと思っていても慣れてきます。いいことにも悪い事にも、逆にいうと慣れてきます。慣れるなら、ちょっとプラスの方に慣れた方がいいと思いませんか？また、そうすることで倹約（始末）な生活にも慣れてきます。
　始末とケチとは違ます。ケチは、出さないといけないところで出し惜しみすことです。始末は、普段は始末な生活をしているけれど、活かすお金の使える人の事を指します。よく混同されますが、間違えないように生活の中に取り込んでいくと、以外と自分が楽になってきます。どういうことかというと、「あれがなくてもいい」「これがなくてもいい」という生活に気がついてくるということです。多くの人が、まだ、「あれもこれも欲しい」という生活をしていると思います。それは、自分の生き方であり、自由ですのでいいのですが、もっともっと楽な生き方、考え方に転換するには食事を少し変えることです。
　肉を少なめ、なくてもいい。魚は週一度くらいで、砂糖は限りなく少なめにする。少しづつ工夫していくと何となく乗り越えられます。それが、「重ね煮」の力です。
　食べる材料が、自分の血液になるのだから、その血液の材料を少しずつ入れ替えることによって、欲しいものが変わってくるはずです。