2009.7月の料理教室のお話
是非、重ね煮のきんぴらごぼうを作ってください。最初は、ちょっとえぐかったり、味がバラバラだったり、甘みが出なかったりすることもありますが、におい を嗅いでいるうちに自分の感覚が自然体に戻ってきて、何度もやっているうちに、いいかおりが分かってくる。「あー美味しい」という喜びの時がきっと来るは ず。たかがきんぴらだけど、生活が一変してくる。物事の価値判断、見極めができてくるようになる。
昔より輸入の肉や果物などが安くなり、どんどん日常的に食べるようになってきた。昔から食べてきた、きんぴらやポテトサラダが美味しかった。にもかかわら ず、スーパーや百貨店で簡単に買えるようになったり、添加物や保存料を大量に食べ慣れることによって、舌が麻痺してくる。自分で手をかけたものというの は、内容の全てが分かる。けれど、人が作って買ってきたものは、何が入っているか分からない。だから表示義務がつき、見ると、我が家で使ってないものが いっぱい入っている。売っているものは、朝買って夕方食べても大丈夫なように添加物や保存料を入れてある。
昔は、朝炊いたご飯は、夜になると‘すえた’(傷んだような)においがして、ごはんは糸を引いていた。自分でこれは食べれる、食べれるギリギリ、もうダ メっていうのが舌で分かるはず。‘すえた’においが分からない世代だから当然そうなるのだけれど、何日に製造して、いつまでだったら食べれるという表示の 数字だけに頼っている。冷蔵庫があるから物が腐ることも少なくなったけれども、このくらいの時期、気温でこのくらいの時間、室温においておけば夕方には危 険か大丈夫かという自分の感覚が麻痺してくる。危機感が薄らいでくる。さらに、食べ物の量が少なくても分け合うと余る。奪い合えば足りない。そういう感覚 が衰退している。
それを食べ物に置き換えてみて、こんなにもあるという感覚に早く戻して、自分の舌を味覚を考え方を自然な状態に楽な方にもっていくといい。その感覚が鈍い ときには、何回も何回も同じことをする。宙で憶えるくらいやる。だから今日は24時間以内にきんぴらを作って下さい。この中には、4つの色が入っている。 白は肺、黒は肝臓、黄は胃、赤は心臓を守る。緑だけ入ってないから、今日は酢の物をした。五臓六腑を守ってくれるのがきんぴらの材料。それを常備菜とし て、毎日食べると薬となって入ってくる。たっぷり炊いたもの、煮込んだもの、ちょっと一品あるといい
昔より輸入の肉や果物などが安くなり、どんどん日常的に食べるようになってきた。昔から食べてきた、きんぴらやポテトサラダが美味しかった。にもかかわら ず、スーパーや百貨店で簡単に買えるようになったり、添加物や保存料を大量に食べ慣れることによって、舌が麻痺してくる。自分で手をかけたものというの は、内容の全てが分かる。けれど、人が作って買ってきたものは、何が入っているか分からない。だから表示義務がつき、見ると、我が家で使ってないものが いっぱい入っている。売っているものは、朝買って夕方食べても大丈夫なように添加物や保存料を入れてある。
昔は、朝炊いたご飯は、夜になると‘すえた’(傷んだような)においがして、ごはんは糸を引いていた。自分でこれは食べれる、食べれるギリギリ、もうダ メっていうのが舌で分かるはず。‘すえた’においが分からない世代だから当然そうなるのだけれど、何日に製造して、いつまでだったら食べれるという表示の 数字だけに頼っている。冷蔵庫があるから物が腐ることも少なくなったけれども、このくらいの時期、気温でこのくらいの時間、室温においておけば夕方には危 険か大丈夫かという自分の感覚が麻痺してくる。危機感が薄らいでくる。さらに、食べ物の量が少なくても分け合うと余る。奪い合えば足りない。そういう感覚 が衰退している。
それを食べ物に置き換えてみて、こんなにもあるという感覚に早く戻して、自分の舌を味覚を考え方を自然な状態に楽な方にもっていくといい。その感覚が鈍い ときには、何回も何回も同じことをする。宙で憶えるくらいやる。だから今日は24時間以内にきんぴらを作って下さい。この中には、4つの色が入っている。 白は肺、黒は肝臓、黄は胃、赤は心臓を守る。緑だけ入ってないから、今日は酢の物をした。五臓六腑を守ってくれるのがきんぴらの材料。それを常備菜とし て、毎日食べると薬となって入ってくる。たっぷり炊いたもの、煮込んだもの、ちょっと一品あるといい