2003.4月の料理教室のお話
春のキャベツはまさに旬です。
キャベツに含まれる「キャベジン」という成分は胃腸によい作用があり、葉っぱ物(ホウレン草、小松菜、チンゲン菜、水菜)は体に入ると子どもは落ち着いてきます。
また、キャベツはいくらでも食べることができます。
同じようにごはんも毎日食べることができます。
一体なぜでしょうか・・・?
それは、まず味が薄いために飽きないからです。
そして何よりも人間の体に合っているからなのです。
旬のものは特に体に良いのでこの季節にはキャベツをぜひたくさん食べましょう!
動物はジッとしておらず陽性<+>です。
植物は動かないので陰性<?>です。
動物性の食事をすると<+>と<+>でショートしてしまいます。
また肉を食べると肝臓が疲れ、疲れると怒りやすくなり、血液が汚れてヒステリーになります。
それに対して植物は<?>なので体に入ると癒され、ベジタリアンの人たちは寛容になります。
このように野菜を食べることは体に良いのです。
4000万年前は生食でしたが、ヒトが進化するにつれて火食(火を通した食事)になってきました。
火食することにより、ヒトは知能が発達し寿命が延びました。
生食、火食が体に与える効果には個人差がありますが、4000万年前の遺伝子を持っている人には生食療法は体に良い影響を与えます。
穀物は禾植物(かほんかしょくぶつ)であり、進化の最高点は禾の「稲」です。
動物は貝から始まり、進化の最高点は人間です。
進化で一番離れたものを食べるのが一番良く、人間から離れている「貝」はよく食されてきました。
貝塚の遺跡がたくさん見られるのはそのためです。
魚、牛、豚、鶏等の動物性タンパク質をたくさん食べると体が元気になりますが、それは細胞レベルが近いためです。
その考えると人間は「人間」を食べることが最適ということになりますが、それは考えただけで精神的に「イヤーッ!」と思う方が多いことでしょう。
またいくら肉がおいしいといっても毎日は食べられません。
それは本当は体に合いにくいので週1回くらいでよいのです。
それに対して(最初にもありますが)野菜を毎日食べることが出来るのは体に合っているからです。
特に旬のものが良いので進んで食べましょう。