2003.3月の料理教室のお話
体がだるい時、尿の量が少ない時は、たくさん噛むと体のだるさがとれます。
「固いもの」はそれだけ力があるのです。
食は自分の生きてきた歴史で、派手な生活をしなければそこそこ生きていけます。
近頃では食べ物が派手になってきたため世の中も派手になりました。
環境は人間が贅沢をしない最低限度のものを与えてくれています。
玄米を200回噛むと、とても良いです。
おかずがいらないし、邪魔になるくらいです。
初めから200回噛むのは難しいので、最初は50回、一週間で100回、そして150回、一ヶ月で200回噛めるように慣れていくと良いでしょう。
よく噛むと目が綺麗になります。
また、身体がだるいなりにもバランスがとれて良くなります。
「どうして?」と疑問をもつことはとても大切なことで、これがなくなるとダメです。
「何で?」と追求していくのがおもしろいのです。
子どもは血がきれいなので、心もきれいです。
ふとんに入って30分で熟睡し、楽しい夢を見ることができるのは健康です。
血が汚れていると怖い夢を見ることがあります。
また動物性のもの(魚より肉)が入ると怖い夢を見ます。
肉をたくさん食べる国は戦争を起こしやすいといえます。
現代のアメリカなどは、他に方法はないものでしょうか。
世界は車の両輪に例えることができます。
片輪が進めばもう一方の車輪も進みます。
このように文明や文化は進化してきました。
力のバランスが崩れた時に戦争が起こります。
進化は喜びでもありますが、恐れもあります。世の中はいつも戦争と平和が抗争しています。
平和を叫ぶ人はベジタリアンが多く、世界を紛争し、世界に平和を拡げています。
平和とは「分けあう」ことから生まれ、「奪い合う」と争いがおこります。
秋に実る柿は食べるだけ収穫し、木の上にある柿は鳥に残しておきます。
最近がそういう気持ちを忘れがちになってしまいます。
料理は簡単で良いから自分で作ることが大切です。
「気」を入れて作ればおいしくなり、食べる人にも伝わります。
味付けは「いい加減」で良いのです。
でたらめというのではなく良い加減です。
調味料を入れすぎたら薄めればいい。
下手でもいいから自分が作ったものを子どもに食べさせましょう。
「思い」を入れて作ることが大切です。
「子育て」は寛大さ、心の広さを学ぶために神に与えられた期間です。
子どもに関わっているうちに自分が育てられます。
子どもと同じ視線になることは良いことです。
せっかく与えられた時間なので大切にしたいです。
子育てをするときは寛容さが大事。
失敗は喜んであげるべきです。
失敗をおそれると色々な発想がおさえられてしまいます。
夏の暑い時に写経を書くとその時のその思いはいつまでも残ります。
子どもの誕生日は祝ってもあたりまえで慣れてしまいます。
誕生日には親の命とひきかえに生んだことを伝えれば自ずと感謝が生まれるようになるという高田好胤住職の言葉はとても印象的です。
ある島のサルがイモを洗って食べることを始めました。
するとしだいに島中のサルがイモを洗うようになり、そして最後の100匹めのサルがイモを洗って食べたとき、となり島でもイモを洗うようになりました。
このように気が満ち足りた時は他へと波及していきます。
平和運動も同様です。
良い思いは伝わるのです。
「思い」は大事。
以心伝心。
赤ちゃんは母親の左手に抱かれ、心臓音を聞きながら親の顔を見て波動を感じて育ちます。
「気がつく」のは子育ても友達つき合いも同じです。
そういう気持ちで台所に立つととてもおもしろくなります。